悪徳出会い系サイトで騙された場合の対処方法

悪徳出会い系サイトで騙された場合の対処方法

悪徳出会い系サイトに騙された場合、金銭的な被害ももちろんですが、精神的に大きなダメージを受けることになります。
精神的なダメージを回復するためには時間がかかりますし、簡単なことではありません。
せめてお金だけでも取り戻すことが出来れば精神的にも楽になることでしょう。
これ以上の被害者を増やさないためにも泣き寝入りせずに、お金を取り戻しましょう!!

簡単な流れ
①まずは、出来るだけ具体的に騙された状況をまとめましょう。
②消費生活センターに相談して支払いに関する抗弁書を作成する
③作成した通知書を決済機関に送る
④決済機関に仲介してもらい交渉を続ける!
⑤返金されてお金が戻ってくる!
以上が簡単な流れですが、支払い方法などによって流れが多少違います。
詳細は以下で個別にて説明致します。

騙された状況をまとめる。

被害を受けた状況をできるだけ具体的に書くようしましょう。
大変ですが、頑張ってまとめましょう。具体的であるほど返金の可能性は高まります。
出会い系サイト運営業者側に法的に問題がある場合も多いのでその点も記載するように心がけてください。
一番多いのが「電子消費者契約法」の違反、次いで、「特定商取引違反」違反です。
それ以外には、年齢確認していなケースがほとんどです。
十分に確認して、状況をまとめましょう。

しかし、返金請求の書面の作成は一人ではなかなか難しいものです。
最寄りの消費生活センターの相談員の方に協力してもらって作成することをお勧めします。

その後の交渉も一緒に協力してくれますのでいろいろ相談に乗ってもらうことをお勧めします。

最近では、弁護士や司法書士が出会い系サイトのトラブル業務をする広告を多く出しておりますが、書面作成費用や成果報酬で40%ぐらい弁護士などに費用が発生してしまいます。
また、悪質な弁護士や名前だけ貸している司法書士も多いので安易に依頼しないで、できるだけ自分で対応するようすることが一番です。

■クレジットカード

一番お金を取り戻せる可能性が高いのがクレジット払いです。
直接出会い系会社へ支払わずに間に決済会社が入っているということと、返金等に対するルールが整備されているためです。
「支払停止等のお申出の内容に関する書面」(抗弁書)という書面がクレジットカード会社や各支店に置かれています。この書面に記入して、クレジット会社や各支店に送付すれば、OKです。

■プリペイドカード、電子マネー、コンビニ収納代行等

クレジットカード同様、直接出会い系業者へ 支払いをしていないため、交渉が可能です。
しかし、クレジットカードのような明確なルールがないため クレジットカードよりは返金できる可能性が低いです。

悪質な加盟店で使えるようになっているということは プリペイドカードサービス提供会社などにも管理責任があるため、交渉次第で返金が可能になると思います。

■銀行振り込み

出会い系業者の口座に直接振り込んだケース、残念ながら一番難しいケースとなります。
基本的には、取り戻すことが難しいです。

可能性として考えられるのは、警察に相談して、警察が詐欺事件として 取扱いをしてもらえれば、警察が調査して出会い系業者に連絡するケースはありますが、「オレオレ詐欺」と同様にすぐにお金を引き出したり、他人名義であるため、立件はほぼ不可能です。

そのため、サイトの確認等は、しっかり行い、おかしいと感じたらすぐにでも利用を中止するそれが悪徳出会い系サイトへの一番の対策であるといえます。